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最後のパン。

2013.09.24 Tue
昨日、近くのパン屋さんが閉店されました。。


お店自体はとても流行っていました。
際立った技術のある有名シェフではありませんでしたが、地域の人たちに愛される温かいパン屋さんでした。
笑顔で溢れていて、温かい接客と優しいパンが売りでした。



母体の経営していた会社がダメになってしまったんです。
惜しまれての閉店です。








夕方、お店に伺うと、店内にはパンはすでになく。
棚は予約された食パンがたくさん並んでいました。





かろうじて最後のロールと菓子パンがひとつづつ残っていたので買うことができました。

本当に最後のパンでした。
残っていてよかった。
最後のHくんのパン、食べたかったんです。







予約パンを取りに来たおばあさんが、
Hくんに
あなたのパンは本当においしくって、もうここのしか食べられないの。
本当にざんねん。
どこかでお店はやらないの?
あなたのパンが食べたい、
よそのは食べられないもの、

と何度も言っていて、涙がでそうになりました。




常連のお客様と思われる方は、
おいしいパンを今まで本当にありがとう、
いつもおいしかった、とスタッフにお話していて、胸がいっぱいになりました。


こうやってひとりひとりお客様とお話して挨拶して。
お人柄だね。
なかなかできることではないよ。





こんなに愛されているお店なのに。。。
なんかさあ~~、
お店に直接携わっていない私でさえこんな切ない思いなのに、、

シェフのHくんも、スタッフのみんなもお客さまも無念で仕方ないと思う。



私も今までHくんにはお世話になって。
イベントや講習会いろいろ手伝ってもらった。
思うこといろいろあります。





経営破綻っていっても、
ただお店が閉店するっていう一言では済まされない、
雇われていた人たちや、その家族、お客様、
たくさんの人たちが不憫で仕方ありません。


経営者ってそこまで考えているのかなあ。
働いている従業員の人たちの人生をも。
大げさかもしれないけど、本当にそう思った。
そこまで背負ってくれているの?












朝、日も昇らない暗いうちから出勤し仕込みして、
立ち仕事で重労働、休みもなかなかとれなくって、
そんなに多くないお給料で、
好きじゃないとやってられない、ほんとそう思う。
頭がさがりますよ。

パン屋さんって想像以上に大変な仕事だもの。。。


Hくんはまだ若い。
また新たなるステージでがんばってほしい。
またパン焼いてほしいな。





おいしいパンをありがとうございました!
また近い将来、Hくんのパンが食べられることを願っています。




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